ちから鼓舞

『学校では教えてくれない!』シリーズ第1弾 〜円安って何??〜前編

『学校では教えてくれない!』シリーズ第1弾 〜円安って何??〜前編

こんにちは!
沖縄はついに梅雨入り宣言しましたね。
今月入ってから雨が多かったので、いつ宣言するのかと不思議に思っていました。
そして塾長は偏頭痛持ちなので、毎日頭痛と闘っております。笑

最近、体調を崩している方(特に風邪)がとても多いので、
皆さんも体調管理にはしっかりと気をつけてくださいね。
疲れている時はたまには無理せずしっかりと休むことも、
予防の一つとして大切ですよ。


さて、本日は、
『学校では教えてくれないシリーズ』をお届けしたいと思います!
記念すべき第一弾は”円安”についてお話ししたいと思います。

今回の前編では、
円安についての基本的な知識をお話しします。

次回後編では、
なぜ今円安が日本国民にとってピンチだと騒がれているのかを
お話しする予定です。


このトピックスのコーナーでは、
毎回塾長が独断と偏見でテーマを選び、
伝えたいことを好き勝手に自由に書きまくっていますが、
今後は時事ネタも含め、
”進学のための勉強に関する”以外のテーマについても触れていきたいと思います!

時事ネタは試験や入試でも扱われることが多々あるので、
要チェックです!

そもそも円相場ってどういう意味?

世界には様々な通貨があります。
日本では円、アメリカではドル、韓国ではウォン、などですね。

円相場というのは、円の”他の通貨に対する相対的価値”、
つまり、他の通貨に対して「今の円の価値はどのくらいか」ということです。


例えば、
アメリカを旅行している時に、
現金で支払う際には、円をドルに換金してお買い物などをしますよね。

その日の(ドル)円相場が1ドル=100円だとしたら、
1ドルと同じ価値なのは100円ということです。
10ドルのものを買うときには1000円支払ったのと同じになります。


日本で円安円高の話をする時は
大体ドル円安のことなので、
ドル円相場→円相場
円安ドル高→円安
円高ドル安→円高
と略して使われることが多いです。
なので、皆さんがよく耳にする”円安”とは”円安(ドル高)”のことです。

円安・円高とは?

しかし、
1ドル=100円だったのが
1ドル=150円になったとしたら、
150円も出さないと1ドルの価値と等しくなりません。
10ドルのものを買うためには1500円も必要になります。

つまり、円の価値の方が低くなったので、
これを”円安(ドル高)”と呼びます。

円の「金額」が大きいので”円高”と混同してしまう人がいますが、
円の「価値」が高いか低いかで考えると、
円の「金額」が高い方が”円安”となります。


逆に、
1ドル=100円だったのが
1ドル=80円になった場合は、
たった80円で1ドルの価値になるので、
円の「価値」が高くなった、つまり”円高(ドル安)”となります。

円安・円高のメリットデメリットは?

円安の時、例えば1ドル=150円の時、
日本が海外から10ドルのものを買う時に支払う金額は1500円です。

しかし円高の時、例えば1ドル=80円の時、
日本が海外から10ドルのものを買う時に支払う金額は800円です。

つまり、
日本が海外から製品を買う”輸入”する時、
”円高”の方が日本にとって有利になります。


また、
円安の時、例えば1ドル=150円の時、
海外が日本から10ドル相当の製品を買うと
日本がもらえる金額は1500円です。

しかし円高の時、例えば1ドル=80円の時、
海外が日本から10ドル相当の製品を買うと
日本がもらえる金額は800円です。

つまり、
日本が海外に製品を売る”輸出”する時、
”円安”の方が日本にとって有利になります。

前編まとめ

では、前編の復習をしましょう。

円相場・・・他の通貨に対する円の相対的(変動する)価値
円安(ドル高)・・・ドルに対して円の価値が低くなること
円高(ドル安)・・・ドルに対して円の価値が高くなること
輸入時・・・円高(ドル安)が有利
輸出時・・・円安(ドル高)が有利


いかがでしたか?
円安・円高についての基本的な内容は理解できましたか?

次回はステップアップします。
今の日本の状況と照らし合わせて、
なぜ円安が騒がれているのかをお話ししたいと思います!



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